妊活に大切な「妊娠力を上げる食べ物」とは

妊活における食事のとり方

妊活中に食事で意識することいえば、これらを思い浮かべますよね。

これはカロリーが高いから食べちゃダメだ!
これを食べたら身体が冷えちゃうかも・・・やめとこ
これは赤ちゃんにとってあまり良くない栄養だから、食べるのを控えよう。

意識することはとても良いことです。
でも、徹底的に控える、食べないようにする、ということは好ましくありません。

もし、カロリーの高いものを食べたなら、適度に運動をする。
もし、身体が冷える食べ物を食べたなら、身体を温める対策をする。
もし、身体を冷やす食材を使うなら、他の食材と組み合わせたり調理法を工夫をする。

このように、食べ物は「何を食べるのか」ではなく、「どのようにとるのか」が非常に大切になります。

ただし、“妊娠力アップ”という視点から見ると、少し話は違ってきます。
やはり、「なるべく控えた方が良い」食材はありますし、逆に積極的にとってもらいたい食材もあります。
また、同じような栄養素を含む食材・食品でも「コレよりはアレの方が良い」というように、選んでもらいたい食材もあります。

そんな食材のアレコレや、妊娠力アップに効果的・効率的な食材の食べ合わせ方等を、まとめます。

でも注意してくださいね。
「絶対にコレを食べてはいけません!」とか、「必ずコレは食べなければいけません!」ということではありません。
「こんな方法が良いんだ。」と、知識として頭に置いておいていただき、あなたの食生活を振り返ってみながら、意識してみてくださいね☆

この食材は妊活向き?妊娠力を上げる食材は?

「白砂糖」よりも「黒砂糖」よりも「てんさい糖」

『妊活で注意したい身体を冷やす食べ物・温める食べ物』の“陰陽分類図”からもお分かりいただけると思いますが、砂糖は「陰性」の食材です。
つまり「身体を冷やす」食材です。

しかも、食べると血糖値を上げ、中性脂肪になりやすく、虫歯の原因にもなってしまいます。
健康面では、あまり良いところはありませんね・・・。
美味しいんですけどね・・・。

でも「甘いもの大好き!」という方に、「甘いものは身体に良くないし、一切禁止してください!」というのは酷な話です。
私だって嫌ですもん!!
なにより、必死で甘いものをやめようとしているうちに、それがストレスになってしまい、イライラが募って結局甘いものをドカ食いしてしまう・・・。
こんなことになったら逆効果です。

そこで、「どうしても甘いものがやめられない」という方は、『とりすぎない』ことを前提にし、1日に1回「ほんのコレだけ」と量を決めて食べるようにしてください。

そして、白砂糖やグラニュー糖などの精製された砂糖ではなく、きび砂糖や黒砂糖のように、精製されていない砂糖を使っているものを選んだ方が良いです!
砂糖の原料になるサトウキビにも、実は意外に豊富なミネラルが含まれています。
しかし、精製する過程でそれらのほとんどが失われてしまうのです。

しかも精製糖は、消化吸収が良く消耗も早いので、血糖値が上がりやすいうえに、急激に下がりやすいです。
そうするとまた、「ついつい甘いものが食べたくなっちゃう!!」という状態になってしまうのです。
そうです。
確実に甘いもののとり過ぎに繋がってしまいます。

一方、未精製の砂糖は、ミネラルが豊富で消化吸収もゆっくりです。
血糖値も緩やかに上下します。
そのため、少量でも満足感が得られ、甘いもののとり過ぎを防ぐことができます。

また、白砂糖や黒砂糖など「サトウキビ」を原料にした砂糖ではなく、「てんさい糖」ならなお良いです!
てんさい糖の原料は「てんさい」という大根の一種です。
てんさいは、北海道などの寒冷な土地でとれる食材です。

寒冷な土地でとれる

まさにこれがポイントです!
温暖な地方でとれる」サトウキビは、身体を冷やす食財ですが、「寒冷な土地でとれる」てんさいは、身体を温める食財です。
つまり、「てんさい糖」は、サトウキビを使った白砂糖や黒砂糖とは逆に、身体を温める作用があるのです。

ただし、どんな糖分にも、血管を詰まらせ血液をドロドロにしてしまう作用はあります。
肥満によって、排卵がうまくいかなくなることもあります。
糖分や甘いものは、極力控えるようにしましょう!!

とった糖質をゼロにする方法ってあるの?

単刀直入に言いましょう。

その方法はあります!

完全に消せるわけではないですが・・・。
確実に減らすことはできます!!

「体脂肪」が多く、肥満やメタボの状態では、血管が詰まりやすく子宮や卵巣が冷えやすくなります。

ついつい甘いものを食べ過ぎちゃった・・・

こんな時もありますよね。

そんなあなたに、とった糖質をゼロにする方法をご紹介します!!!

その方法とは

ついつい食べ過ぎちゃったら・・・
すぐに20分程度のウォーキングをする!

以上です!
簡単!!!

ではなぜ「20分程度のウォーキングをする」のが良いのでしょうか。

昔から、「腹ごなし」という言葉があります。
まさにそれなのです!!
食後に軽い運動をすると、血液中の糖質が分解されて、血糖値が下がります。
すると、インシュリンが分泌されず、食べた糖質も一部は吸収されないで済み、体外に排出されるのです。
食べた糖質がまったくのゼロになるわけではありませんが、余って中性脂肪になることを防ぐことはできます。

もし、友人とお茶して甘いケーキやお菓子を食べたり、レストランのフルコースを食べたりした時には、帰りに一駅分歩いて「腹ごなし」をしてみてください。
自宅で食べ過ぎてしまった場合には、ストレッチなどの運動で「腹ごなし」。
庭があるなら、縄跳びをするのも効果的ですよ!

このように、糖質をとり過ぎてしまったら、すぐに軽い運動をする習慣をつけると良いですよ!
それだけでも身体は太りにくくなりますし、筋肉もつきやすくなりますよ。

化学調味料・食品添加物は、血行を悪くする!

化学調味料に食品添加物・・・。
聞いただけで身体には良くなさそうですよね。
現在では、「オーガニック」な食材も多くなり、かなり意識されてきています。

化学調味料や食品添加物は、発がん性があるものや、とり過ぎると神経毒になる恐ろしいものも存在します。
それほど害が大きなものではなくても、それらに共通することがあります。

それは、『血行を悪くする』ということです。

化学調味料や食品添加物など、元々は自然に存在しないもの、自然の中で存在する形とは異なるものに成形されたものは、消化器官や腎臓、肝臓などに負担をかけたり、血液中に不純物を増やしたりして、血液が汚されて血行が悪くなる元になってしまいます。

精製された穀物や砂糖も、精製の過程では不純物を取り除いたり、漂白したりするため、化学薬品が使われています。
これも、先ほど書いたように「精製されたものより未精製のものが良い」とされる理由の1つです。

また、本来は「陽性」の食材で身体を温める作用がある塩も、化学薬品を使って工業用に精製された塩(食卓塩などという名前で売られている塩のことを言います。)は、血行を悪くします。
同じ食塩でも、天然の未精製の食塩(海水などを原料にした、水分を飛ばしただけのもの)なら、ミネラルも豊富に含まれている良い塩と言えます。

食品添加物の中には、「防腐剤」や「酸化防止剤」など、他の害を防ぐために使われているものもあります。
添加物の入っている食品を全て食べないようにするのは、現代ではなかなか難しいことです。
しかし、“できるだけ避ける”事を心がけるようにしてください。

ビタミン【ACE】で、血液と卵子をケアしよう

「身体を酸化から防ぐ」という言葉、聞いたことありますよね。
その「酸化」とは、活性酸素によるわるさ、いたずらの結果なのです。

活性酸素は、血液をサビつかせて血液のドロドロの原因を作ります。
また、細胞の老化を進め、大事な卵子も老化させてしまいます。
とんでもなく厄介なものです!

しかし、自然界にはありがたいことに、この活性酸素のわるさを抑える、「抗酸化物質」というものが存在しています。

『ビタミンA・C・E』は、この「抗酸化物質」の体表的なものです。

『ビタミンA・C・E』を多く含む食材をとることで、血液がドロドロになることを防ぎ、血行を良くし、卵子など細胞の老化を抑えることができます!
まさに、赤ちゃんを授かるために欠かせない「ACEエース」的存在と言えます。

ビタミンAが豊富な食材

緑黄色野菜
ほうれん草・小松菜・春菊・かぼちゃ・にんじん・青しそ・ブロッコリー・ピーマン・パプリカ等
※緑、黄色(オレンジ色)が濃い野菜
鶏・豚・牛肉のレバー・うなぎ

ビタミンCが豊富な食材

上記の緑黄色野菜・大根・カリフラワー・トマト
果物
オレンジ・レモン・ゆず・キウイ・アセロラ・アサイー・りんご等

ビタミンEが豊富な食材

ナッツ類
アーモンド・へーゼルナッツ・ココナッツ・落花生など
アボカド・アスパラガス・かぼちゃ・キウイ・玄米など
うなぎ・鮭・さば・アンキモ(アンコウの肝臓)・魚類の卵(いくら・たらこ等)

色の黒い食材のパワー

女性の肌は「美白」が良いけれど、食材は「色黒」の方が良いんです!!

「黒豆」「黒ごま」「プルーン」「レーズン」など、元々黒っぽい色の食べ物が良いということです。

大豆と黒豆、白ごまと黒ごまでは、栄養成分はほとんど差はありません。
ではなぜ「色黒」が良いと言われているのか。
その秘密はこれらの食材の黒紫の色素にあります。

この黒紫の正体は、『アントシアニン』です。
聞いたことがある方もいると思います。
『アントシアニン』は、「目に良い」ということで有名ですよね。
この『アントシアニン』は、これもよく知られている「ポリフェノール」という酵素の一種です。

「ポリフェノール」は、先ほどの「ビタミンACE」と同様に、活性酸素を抑える「抗酸化物質」の代表的なものの1つです。
血液をサビつかせてドロドロにするのを防ぎ、血管を保護するなど、血行促進に大きく貢献してくれます。
また、細胞の老化を防ぎ、肌のシワ、シミ、たるみから、あなたの“美肌”を守ってくれます。
もちろん、卵子の老化も抑えてくれます。

まさに色黒のパワー、「食材界のブラックパワー」!!

ただし、「ポリフェノール」は体内で3~4時間ほどしか効果を維持できません。
三食ごとに「ポリフェノール」を多く含む食品を食べるようにし、おやつにプルーンやレーズンなどの色黒のドライフルーツを食べる・・・。
このようにこまめに「ポリフェノール」をとることが理想的です。

ポリフェノールが多く含まれる食材

プルーン・ブルーベリー・レーズン(ぶどう)・バナナ・マンゴー・りんご・赤ワイン・チョコレート等

その他に抗酸化物質を豊富に含む食材

春菊・れんこん・ししとう・さつまいも・ブロッコリー等

生野菜は身体を冷やすって本当?

「生野菜や生野菜中心のサラダは、身体を冷やすから食べない方が良いよ!」
と言う方もいらっしゃいます。
間違ってはいません。
でも実は、生野菜にも「身体に良いもの・欠かせないもの」が含まれています。
それは、最近でも話題になっている“酵素”です。

“酵素”は、食べ物の消化吸収や、エネルギーの変換、細胞の再生やホルモン分泌、呼吸や運動、身体にとって余分なものを排泄するなど、「生きる」ために必要な、体内の働きのありとあらゆるところで使われるものです。

“酵素”は本来、人間の体内にあるものです。
必要に応じて活性化されています。
しかし、加齢と共に体内で活性化される“酵素”は減ってしまいます。
“酵素”が足りなくなると、食べ物を食べても、うまく消化吸収できなくなったり、消化吸収までは“酵素”が足りたとしても、身体にとっていらないものを排泄したり細胞の活動やホルモン分泌のための“酵素”が足りないと、血液がドロドロになってしまったり、病気を引き起こしてしまったりします。

そこで、食べ物から“酵素”を補う必要があるのです。

しかし、“酵素”は熱に弱く、40度以上に加熱すると壊れてしまいます。
“酵素”を豊富に含む野菜や果物も、ゆでたり炒めたりすると、せっかくの“酵素”が失われてしまいます。
そのため、“酵素”をしっかりとるためには、「生のまま」で食べる方が良いのです。

とは言っても、やはり「生野菜や果物は身体を冷やしやすい」ということには変わりはありません。
食べ方に工夫が必要なのです。
例えば・・・

1食でとる野菜の半分はサラダで食べる。
残りの半分は温かく調理して食べる。

サラダを食べる時には、必ず身体を温める食材、食品をあわせてとる。

これらは1つの手ですよね。

また、“酵素”は「漬物」「味噌」「醤油」「納豆」「チーズ」「塩麹」などの『発酵食品』にも多く含まれています。
生野菜をとらなくても、これらから“酵素”を摂取することもできます。
果物を乾燥させたライフルーツ」も、非加熱で乾燥させているものであれば、“酵素”が壊されずに残っているのでオススメです!
冬の乾燥した時期に作る「干し柿」干しいも」なども良いですね!

緑茶とコーヒーは身体を冷やす!!

よく思い出してみてください。
緑茶の葉もコーヒー豆も、どのような地域で作られていますか?

そうです。
『温暖な地域や熱帯地方』ですよね。

ということは?・・・
『温暖な地域、熱帯地方でとれるものは、「陰性」の食材で身体を冷やす。』
この原則にのっとって考えると・・・

緑茶もコーヒーも、身体を冷やす飲み物である。

ということになります。

でも、夏野菜も加熱したら中和されるように、緑茶やコーヒーも温かいものであれば大丈夫なんじゃないの?

このように疑問に思った方もいらっしゃると思います。

しかし、残念ながら緑茶やコーヒーは加熱してあるからといって中和されるものではないのです。

じゃあ、緑茶が身体を冷やすなら、元々緑茶の葉が原料の「紅茶」や「中国茶」も身体を冷やしちゃうの?

これも違います。

確かに「紅茶」も「中国茶」も元は緑茶です。
しかし、いずれも緑茶を「発酵」させたものです。
この「発酵」という過程を踏むことで、身体を冷やす性質が身体を温める性質に変わるのです!!!
「発酵」が進めば進むほど、温める効果は高まります。
半発酵の「中国茶」よりも、完全に発酵させている「紅茶」の方が、身体の温め効果は高いです。

でも、お分かりだとは思いますが、氷を入れたアイスティーはダメですよ!
また「陰性」の食材でもある「砂糖」や「ミルク」は、せっかくの温め効果を半減させてしまいます。
「紅茶」はストレートで飲むことをオススメします!!

しかし、「紅茶」は妊活中にはオススメできる飲み物ではありません。
「緑茶」も「コーヒー」も「紅茶」も、『カフェイン』を含んでいるからです。
しかも「紅茶」は、「緑茶」や「コーヒー」よりも『カフェイン』の含有量が多いのです。

『カフェイン』を大量に摂取すると、卵管の筋肉の収縮を妨げ、妊娠率が低下してしまう傾向があるという研究結果もあります。
そのため、もし「紅茶」を飲みたいと思ったら、1日2杯程度にするか、『カフェインレス』の紅茶を選ぶようにすると良いでしょう。

ハーブティーはオススメ!!でも・・・

先ほどの『カフェインレス』ということで言うならば、「ハーブティー」はオススメです!
特に妊活中に良いハーブティーは、「たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)」や「ごぼう茶」「ルイボスティー」がオススメ☆

私はよく「ごぼう茶」と「ルイボスティー」を飲んでいました。
「ごぼう茶」はちょっと値が張りますが、身体のためにと飲んでいました。
ケチって指定の量よりも薄めて飲んでいましたが、とても香ばしくて美味しいですよ!
「ルイボスティー」は今でも飲んでいます。
どんな料理にも合って、美味しく続けられますよ!

「地中に向かって伸びる植物」=「陽性」の食材

このようなことからも、たんぽぽの根や葉を原料にしている「たんぽぽ茶」や、根菜類の「ごぼう茶」は、身体を温める作用があります。
「ルイボスティー」は、ポリフェノールが豊富で、血行を良くしてくれます。
ミネラルも豊富で、「亜鉛」や「カリウム」「マンガン」などの妊活中の身体に必要なミネラルが、バランス良く含まれています。

でも、いずれも慣れていないと少し飲みづらいかもしれません・・・。

私はあんまりそういうお茶って飲まないし、好きじゃないから飲めないかも・・・。

そんなハーブティー初心者の方には、まず“カモミール(カミツレ)”“レモングラス”“マルベリー(クワの葉)”がオススメです。
クセが比較的少なく、まろやかなものです。
これらから試していくと良いですよ。

ただし、ハーブティーを飲む時には注意してほしいことがあります。

ハーブの種類によって、身体に及ぼす作用や効能が異なる!

ということです!!

ハーブによって、いろいろな効果があります。

○血圧を下げる効果があるもの
○血圧を上げる効果があるもの
○リラックス作用の強いもの
○テンションを高める効果があるもの
○身体を温める効果があるもの
○身体を冷やす効果があるもの

それぞれのハーブの特徴を捉えて、あなたに合ったハーブを選ぶことが大切です!

また、ハーブの中には「収れん作用」といって、身体の組織や血管を縮める作用があるハーブもあります。
「収れん作用」によって、子宮と骨盤の筋肉が強化され、お産がスムーズになり、安産に繋がります。
妊娠後期にはオススメです!!!
しかし、妊娠初期には子宮が収縮することで“流産”の危険が生じてしまいます。
妊娠初期には避けてください!

また、「ハトムギ茶」女性ホルモンの働きを活発にし、身体や子宮のむくみをとってくれます。
赤ちゃんを授かる準備中には、プラスの効果が期待できます。
しかし、妊娠中に大量に摂取すると、これも“流産”のリスクを高めてしまいます。
ハトムギには強い解毒作用があります。
老廃物や体内にある余分なもの、通常は身体の中にないものを、異物として体外に排出する働きがあります。
この働きが勢い余って、お腹の赤ちゃんまで「外に出そう」としてしまうのです。

ハーブは自然のものだし、絶対に大丈夫、安全だと思ってた・・・。

このように思っていた方は少なくないと思います。
でも、場合によってはマイナスの効果や作用、またアレルギー症状を引き起こすこともあるのです。
「ハーブ=安全」と言い切るのは良くありません。
ハーブの中には、妊娠中の胎児への影響や安全性について、いまだに完全に確認されていないものもあるのです。
そのため、同じ種類のハーブティーを飲み続けるよりも、数日、数週間飲んだらちょっとやめて、別のハーブティーを飲むようにする、同じハーブティーは1日2杯程度までにするなど、飲み方の工夫をすると良いとされています。

もっとも、1日に何杯も飲むのではなく、リラックスのために飲む程度であれば、それほど神経質になる必要はないでしょう。
でも、飲んでいて身体に何らかの不調があらわれたら、そのハーブティーが合っていない可能性もあるので、一旦飲むのを中止するようにしましょう。

女性にやさしいハーブと効果

《たんぽぽ(ダンディライオン)》
身体を温め、血行を良くする。
安眠・疲労回復などの効果がある。
《ルイボス》
ミネラルが豊富。
アレルギー症状の緩和、安眠・疲労回復などの効果がある。
《カモミール》
身体を温め、血行を良くする。
安眠・疲労回復などの効果がある。
《ローズヒップ》
ビタミンC、鉄分、カルシウムが豊富。
《ジンジャー》
身体を温め、血行を良くする。
《ネトル》
貧血を防ぐ、ビタミンC、鉄分、カルシウム、マグネシウムが豊富。
月経時の出血量をコントロールする。
《サフラワー》
血行を良くする。
冷え性改善や生理不順改善などの効果がある。
《ローズマリー》
血行を良くする。
血管を丈夫にする。
《ゴツゴーラ》
ホルモンバランスを整える。(特に排卵障害に有効)
血行を良くする。
血管を丈夫にする。

妊娠中は避けた方が良いハーブ

※収れん作用があるものや、解毒作用の強いもの、不妊や流産のリスクを高めるプロラクチンの分泌を促すものなど
サフラワー・シナモン・ナツメグ・セージ・ハイビスカス・ハトムギ・センナ・フィーバーフユー・フェンネル・ミルラ・ヤロー・ラベンダー・レモングラス・リコリス・ローズマリー・ラズベリーリーフ

※サフラワー・ローズマリー・ラズベリーリーフは、子宮の収れん作用があるため、妊娠後期(9ヶ月以降)であれば、スムーズなお産を導くハーブとして有効です。
レモングラスは、プロラクチンの分泌を促す働きがあるため、母乳の出を良くする効果があります。
産後には有効です。

身体に「良い脂肪」と「良くない脂肪」

「脂肪」と一言で言っていますが、「脂肪」にもいろいろな性質をもつものがあります。

・中性脂肪になりにくい脂肪
・体の組織を強化したり機能を高めたりしてくれる脂肪
・ガンなどの病気のリスクを高めてしまう脂肪

上記以外にもいろいろありますが、大きく分けて2つあります。

不飽和脂肪酸を多く含む脂肪
飽和脂肪酸を多く含む脂肪

この2つです。
それぞれ以下のような性質があります。

不飽和脂肪酸

○エネルギーに変換しやすく、中性脂肪として残りにくい。
○血液中の悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪値を下げる。血液サラサラ作用がある!
○主に魚類や植物油に含まれる。常温で液体である。

飽和脂肪酸

血液中の脂質、コレステロール値が高くなる。血液ドロドロの原因になる。
○主に肉類や乳製品に多く含まれる。常温で固体である。

要するに、ざっくり言うと「ドロドロ血液」の原因になってしまう『飽和脂肪酸』よりも、『不飽和脂肪酸』の方が「良い脂肪である」と言えます。
特に『不飽和脂肪酸』の中でも、青身魚に多く含まれている“エイコサペンタエン酸(EPA)”には、血液をサラサラにする作用があります。
さらに、“ドコサヘキサエン酸(DHA)”には、集中力や記憶力をアップさせる作用があります。
また、いずれも中性脂肪を減らす働きや、血栓を予防する働きがあります。

私は青身魚って、臭みがあって苦手なの・・・。

という方もいると思います。
でも、ショウガなどで臭みを抑えるなど調理を工夫して、できるだけ食べるようにしたいものです。

でも、『不飽和脂肪酸』の中にも、ちょっと問題のある脂肪もあります。
『トランス型脂肪酸』です。
『トランス型脂肪酸』は、天然の植物油には、あまり含まれていませんが、「マーガリン」「ショートニング」など、植物性の不飽和脂肪酸から人工的に作られた油脂に多く含まれています。
『トランス型脂肪酸』は、悪玉コレステロールを増やし、“流産”や“乳がん”などのリスクと関係があると言われているのです。
「マーガリン」は、欧米ではすでに、製造禁止になっている国もあるそうですよ。
たとえ、身体に良い天然のオリーブ油から作られているものであっても、「マーガリン」を作る際に『トランス型脂肪酸』が発生し、食品中に含まれてしまうからです!

サプリメントを有効に活用しよう

今では、妊活に関するサプリメントがたくさんあります。

妊娠する前から飲んだ方が良いということは、良く耳にしていると思います。

でも実際にどれが本当に良いサプリメントなのか・・・。
本当に効くのか・・・。
などなど。

心配事、疑わしいことも多いと思います。
どれにしようか悩んでいる方も多いはずです。

そこで私がオススメしたいのが・・・

【マカナ】【ベジママ】です!

聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どっちも捨てがたいんです・・・!
どちらも飲みやすいし、妊活には最適で、結果を出している先輩方も多くいらっしゃいます。

それぞれのサプリメントに関して、まとめた記事がありますので、気になる方はぜひご覧ください!

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【マカナ】→オールインワン妊活サプリ~マカナ~

【ベジママ】→ママ活・妊活の強い味方!“ベジママ”

妊活のための食材ーまとめー

ここまで、食材に関していろいろ書いてきました。
しかし、「絶対に食べてはいけない!」とか「コレは必ず食べて!」という『ルール』をお伝えしたわけではありません。

また、今現在「良い」とされているもの、「避けた方が良い」とされているものの情報や常識は、時代によって変わるかもしれません。

「食」は身体作りには欠かせないものです。
そして「食事」は、どんな人にとっても楽しみなものの1つであるはずです。
「こうしなければならない」「これはいけない」などにこだわって、毎日の食事の“楽しみ”がなくなってしまうのは良くありません。

基本的には「身体に良いこと」を意識して取り入れながら、たまに「今日は“身体に良い”よりも“食べたい”を優先させよう!」という日を作るなど、気楽に考えて行うと、続けやすいですよ!

焦らず、気負わず!
「食べる」ことを楽しみながら、あなたの赤ちゃんを授かるための準備をしていきましょうね!

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