マタニティライフ総まとめー妊娠7ヶ月(24~27週)ー

今回の大きなテーマは『マタニティライフ』です。
気になる妊娠中のママ、赤ちゃんの様子、気をつけたいことなどを、妊娠の経過ごとにまとめます。

ここでは「妊娠7ヶ月」についてまとめます!

妊娠中期『7ヶ月』

この頃には、お腹も大きく突き出てきます。
ちょっとした動作で、息切れしたりドキドキしたりします。

それだけ、あなたの身体に負担がかかっています。

動作一つ一つに注意が必要です!!

この頃の赤ちゃんは、脳も発達してきていて、自分の身体をコントロールできるまで成長しています。
そして、羊水の中でぐるぐると自由に動き回っています。
「胎動」もダイナミックになってきていて、ママを驚かせることもあります。
外から見ても、動いていることが分かることもありますよ!

赤ちゃんが動いている時には、パパにもお腹に触ってもらい、2人で赤ちゃんに話しかけてあげても良いでしょう!!

妊娠7ヶ月

ママの様子

お腹が張りやすくなる。
食欲が旺盛になる。
おへそが出てくる。
お腹や乳房、おしりに妊娠線ができやすくなる。
お腹がかゆくなる。
腰痛、便秘、静脈瘤がある。
鼻が詰まったり、鼻血が出たりする。
貧血、妊娠高血圧症候群が起こりやすい。
乳輪が大きくなる。
乳首、外陰部が色素沈着しやすくなる。

この頃に子宮の大きさは、22cm~26cmほどになります。

体重の増加も注意しなければなりません。
増加の目安は、4~6kgくらいです。

この頃の子宮は、おへその下まで大きくなります。
バスケットボールくらいの大きさになっています。
お腹が張ったり重苦しく感じることもあります。

お腹が大きくなってきたことにより、仰向けで寝ることが苦しく感じます。
仰向けで寝ると、お腹への圧迫感が感じられます。
それは、大きくなった子宮が、大動脈を圧迫して、下半身から心臓への血液の戻りが悪くなるためです。

これが原因で、太ももの内側やふくらはぎ、外陰部に「静脈瘤」が出ることがあるのです。

寝る時には、左側を下にした横向きの姿勢等、楽な姿勢をとりましょう。

妊娠中の睡眠姿勢,抱き枕

この頃は、シミや乳輪の黒ずみなどの色素沈着が起こりやすくなります。
でも、これは一時的なものです。
出産し、授乳期間が終われば、徐々に元の色に戻ります。

乳頭・乳輪部のマッサージ

ここで、私が助産師さんに教えてもらったマッサージをまとめます。

母乳を飲ませる時に、赤ちゃんが吸いやすいように、乳頭が切れたりひび割れたりしないように、しっかりとケアをしておきましょう。
マッサージをしておくことで、乳頭が柔軟で丈夫になります。
入浴時に行うなど、習慣にすると良いです。

万が一、お腹に張りや痛みを感じたら、すぐに中止してください。

1:片手でおっぱいを支え、親指と人差し指、中指で乳首をつまみます。

2:少しずつ圧をかけて乳首を圧迫し、ゆるめます。
これを繰り返しながら、いろいろな方向から行います。

3:乳首を深くつまみ、横方向や縦方向に動かします。
指の位置を変えて、全体的に行います。
乳首が陥没していたり扁平していたりする方は、念入りに行いましょう!

乳首のケア,乳首のマッサージ

赤ちゃんの様子

皮膚が赤みを帯びてくる。
皮下脂肪が無く、シワが多い。
羊水の中で、自分の意思で身体の向きを変えるなど、動きをコントロールするようになる。
まぶたが開く時がある。
鼻の穴が開通する。
ママの声や心音が聞こえる。

この頃の赤ちゃんの身長は35cmくらい、体重は大体1kgくらいです。
リンゴ3.5個分に相当します。

赤ちゃんが自分の意思で動き回るこの時期には、「逆子」になっていることも多いです。
(頭が上、足が下になっている状態です。)
多くは出産までに正常な位置に戻るので、心配はありません。

皮膚の下に毛細血管ができ始め、皮膚が赤みを帯びてきます。

足の指には、爪も生えてきます。

閉じていたまぶたが、時々開くようになります。
光に反応し、目にはレンズ部分が現れます。

声帯がすでに機能しています。
しゃっくりをして、子宮を振動させることがよくあります。

私の子どもは、しょっちゅうしゃっくりをしていました。
最初は、一定のリズムで動くため「痙攣しているのかも?」とちょっと心配になりましたが、医師に聞いたら「しゃっくり」とのことでした。
産まれるまで、日中に何度もピクンピクンしていました。
1歳を過ぎた今でも、よくしゃっくりをしています!

妊娠7ヶ月頃の検診

この頃の検診は、特に問題がなければ週に1回です。

病産院によって、検査方法は様々です。
あなたのかかりつけの病院のやり方に沿って、検診を進めてください。

主に以下のような検診をします。

検診内容

・体重と血圧
・尿検査(尿中の糖とたんぱく)
・赤ちゃんの心拍
・子宮の大きさと形の触診
※外部から触って検診します。
・子宮底長(恥骨上端~子宮上端までの長さ)
・赤ちゃんの位置の触診

・手足のむくみ、下肢の静脈瘤
・質問事項、相談

聞きたいことや心配なことがあれば、あらかじめメモしておきましょう!

妊娠7ヶ月頃のQ&A

夜中に手足の痺れで目が覚める。妊娠と関係ある?

妊娠中に、手足が痺れることはよくあります。

細胞神経がむくみ、神経を圧迫するために起こります。

よくあることとは言っても、痛みがある場合には注意が必要です。
もし、指の半分だけが痺れたり、痛むことがあるのならば、『手根管症候群(CTS)』の疑いがあります。
CTSは、妊婦さんにも多い症状です。
この症状は、手や手首、時には腕にも出ることがあります。

夜によく痺れるのは、一日を過ごすうちに手に水が溜まるからです。
枕をもう1つ用意して、その上に手を置いて高くして寝ると良いでしょう。

痺れた時には、手を良く振ると楽になることがあります。
タバコをやめたりカフェインを控えたりすると、良くなることもあります。

それでも良くならなかったり、痺れで眠れない場合には、医師に相談してください。

この痺れや痛みは、産後2~3週間で消えます。

物を持とうとすると、よく落とすようになった。妊娠と関係がある?

妊娠すると、身体の至る所で変化があります。
妊娠によって、間接が緩んだり、水が溜まったりします。

そのため、一時的に手先の動きがぎこちなくなり、物をしっかりとつかめなくなるのです。

また、妊娠中特有の物忘れや集中力の低下、手根管症候群(CTS)のために、動きがぎこちなくなることがあります。

対策は、「物を持つ時には、いつも以上に慎重に持つ!」
これしかありません!!

割れやすい物、壊れやすいものなどは、しばらくは持たないようにした方が良いかもしれません。

夜、足がつって眠れないことがある。

妊娠中期から後期にかけて、よくみられる症状です。
しかも、これは夜間に起こることがしばしば。

予防や緩和方法はあります!
疲れたり、足が水に溜まったりすると、痙攣を起こりやすくなります。
むくみを予防したり、疲れさせないことが大切です。

活動の合間に足を高くして休憩する。
1日に最低8杯の水分をとる。
むくみ予防のストッキングをはく。

これらの予防策をしましょう。

ふくらはぎがつった場合には、

①:足をまっすぐに伸ばし、つま先が上を向くようにゆっくりと足首を曲げてください。
段々と痛みが引いていくと思います。
また、寝る前にこの動作を行うと、予防にもなります。

②:冷たいものの上に足を置くと、効果があることもあります。

①・②の方法を試して、痛みが和らいだら、マッサージをしたり温めたりすると、さらに楽になります。

①・②のどちらも効果が無かった場合には、マッサージも温めることもしないでください。

痛みが続く場合には、医師に相談してみてください。

肛門から出血することがある。大丈夫?

出血があると、ドキッとしますね。

でも、膣からではなく肛門からの出血であれば、妊娠に影響はありません。
妊娠中に、外痔や内痔、肛門裂傷によって出血することは珍しくありません。
実に2割~5割の妊婦に、痔の症状があるのです。
痔は、出血やかゆみ、痛みなどの症状がみられます。

便秘になると、痔や肛門裂傷ができたり、悪化したりすることがあります。

肛門からの出血があった場合には、必ず医師にみてもらってください。

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もうちょっとまってね

いつもお腹がかゆい。

これは、妊婦のほとんどが経験することです。
月数が経つにつれて、酷くなってくることが多いです。

これは、大きくなるお腹の皮膚が引き伸ばされて、乾燥するために起こります

人によって、かゆみを感じる時期も度合いも違います。
中には、ひどいかゆみを感じる人もいます。
でも、ひっかいてしまうと余計にかゆくなって、イライラするだけです。

保湿ローションを塗ることで少しは楽になりますが、完全にはおさまりません。
かゆみ止めを塗る方が楽になるでしょう。

全身にかゆみがある場合には、医師に相談してみてください。

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出べそになった!!ずっとこのまま?

妊娠中におへそが出てきてしまうのは、仕方がないことです。
大きくなった子宮が前にせり出てくると、くぼんでいたおへそもポコッと出てきます。

出産後には大抵の場合は元に戻ります。
しかし、皮膚が伸びきった後なので、以前よりも大きく、張りがなくなっているかもしれません。

私も出べそになりました。
今ではすっかり元通りです。
確かに張りは無いように感じますが、大きさは今までと何も変わっていないと思います!

おっぱいの外側に、触ると痛い小さなしこりがある。これは何?

授乳が始まるのは、数ヶ月先の話です。
でもおっぱいは、授乳に向けての準備を始めています。

その過程で「乳腺」がつまることで、赤っぽくて触ると痛い、固いしこりができることがあります。
とくに経産婦の場合、この時期にしこりができることは珍しくありません。

温湿布や温かいシャワーをかけて、優しくマッサージすると2~3日でしこりはなくなります。

気になるしこりがある場合には、検診の時に診てもらってください。

本番のお産を思うと不安。教えてもらったことも吹き飛びそう。

母親学級で、お産の流れや呼吸法を教えてもらうと思います。
お産にはとても大切なことです。

本を読んだり話を聞いたりして、勉強することは良いことです。

でも、いざ出産という時になると、その全てを実行することはほぼ不可能です。
その場の痛みに耐えることに必死になりますから!

でも、本通りや話通りにできなかったとしても、ちゃんと赤ちゃんは産まれてきてくれます!
助産師さんも傍にいて、しっかりと安全に誘導してくださいます!

私のお産は、陣痛がとても長く、お産の時の記憶、意識がほとんどありませんでした。
でも、助産師さんが一生懸命声をかけてくれ、それに合わせて全然足りてなかったであろう力を振り絞っていきんでいました。
たくさんの方に助けていただいて、無事に出産できました。

変に考え込まなくても大丈夫です!
自然の流れに任せて、母子ともに健康であることを第一にお産を迎えましょう!!

2回目の出産。母親教室にいく必要はある?

何度目の出産でも、母親教室に参加すると得られることはあります。
出産も毎回違います。

それに、出産を巡る事情も変化していきます。
たったの2~3年の間でも、新たな選択肢が増えていたり、今までは当たり前だったことも、そうではなくなっていることもあり得ます。

病院によっては、経産婦コースがあるところもあるかもしれません。
もし2回目以降なのであれば、そのようなコースを選ぶと良いでしょう。

妊娠7ヶ月ーまとめー

いかがでしたか?

いよいよ出産が近づいて、お産について考えることも増えているでしょう。
イメージしておくことも大切です。

お産をする病院を下見しておいたり、呼吸法を練習してみたり、陣痛が来た時に使えるアプリをダウンロードしておいたりするのも良いと思います。

私の場合には、主人にアプリをダウンロードしてもらい、陣痛の長さを計ってもらっていました。
とっても助かりました。

今では便利なものもたくさんあります。
それらを上手に使って、お産に向けて少しずつ準備をしておきましょう。

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