不妊の原因!冷え対策「守り」編

「守りの冷え対策」ってなに?

「守りの冷え対策」・・・
この言葉をあなたは聞いたことはないでしょう。

でも至って簡単!
要するに『身体の外から温める』方法と、熱を逃がさない』方法のことを言います。

例えば・・・

○ホットパック、カイロで身体を温める。
○半身浴をする。
○温かい飲み物を飲む。
○保温効果のある服を着る。

いかがですか?
ザックリと言うとこれらのことです。

外から熱を加えて温めたり、冷えをガードして保温したりする方法を、「守りの冷え対策」と言います。

特に妊娠を目指しているあなたは、下半身を冷やしてはいけません。
下半身が冷えると、すぐに子宮や卵巣も冷えてしまいます。

日中はカイロ等で下半身を温め、寝る前に半身浴をしてお腹や腰をしっかり温め、足は靴下の重ね履きをしたり、レッグウォ-マーをしたりして温めてください!
☆寝る時には、靴下の重ね履きよりも、レッグウォーマーなど、締め付けのないものを着用することをおすすめします!
血行を良くしておくことも大切ですからね♪

私は身体が冷えてる感覚もないし、きっと大丈夫☆

あなたはどうですか?
彼女のように「冷えてないから大丈夫!」ですか?

冷えの自覚症状がない方だと、とても冷える時期でもない限り、家では素足、ショートパンツ等の薄着で過ごしている方もいらっしゃると思います。

でも、妊娠したいあなたにとって、その行為はとても危険です!

そんなあなたにやってもらいたいのが、習慣付けです。

ちょっとしたことです。
身体を温めるために必要な行為を習慣付けてほしいのです。

履いていても蒸れない、熱くならない程度のソックスを履いたり、フットカバーを履いたりする。
というような感じで!
スリッパからでも良いと思います。
下半身を温めること、「首」を温めることが大切です。
足首もしっかり温めてくださいね!

妊活におすすめ!具体的な温活方法

ここで、様々な温活の中から、いくつかをピックアップして具体的にまとめておきます。

半身浴

38〜40度のお湯に20分から30分程度浸かると、体の芯から温まることができます。
ただし、42度以上の熱いお湯に入ることは逆効果になるので要注意です!

服 装

熱い夏は、冷え対策を怠りがちです。
オフィスや店内など、冷房の効いている場所で過ごす時間が長い方は、特に意識して防寒対策をしてください!!
そんな方におすすめしたいのが、“ひざかけ”“カーディガン”です。
下半身や腹部を気軽に温められますよね。
特に重点的に防寒してもらいたい部分が、『首』の付くパーツです。

《首》
夏は、首の部分が大きく開いている洋服を着る機会も多いですよね。
そのような服は冷えやすいです。
ストールや首まであるカーディガンでしっかり防寒しましょう。

《手首》
手首もアームウォーマーで温めると、冷え対策に効果的!
リストバンドで防寒している友人もいましたよ!!

《足首》
足首は、靴下やレッグウォーマーでしっかり冷え対策してください。
現在では、冷え取り靴下のように冷え対策グッズがたくさん販売されています。
それらをフル活用して冷え対策に役立ててください!

カイロ・湯たんぽ

体、腹部を温めるには、手軽だし手っ取り早いアイテムですよね。
でも、使用には注意も必要です。
体の一部をグッと温めることによって、脳は「体が温まり過ぎている」と勘違いしてしまうんだそうです。
その結果、脳が「体を冷やさなきゃ!」と、身体を冷やそうとするので、更に冷えが悪化してしまうこともあるのだとか。

また、受精卵は熱に弱いです。
そのため、40度以上の熱いお風呂に長時間つかったり、カイロで必要以上に直接お腹を温めることは避けなければなりません。
受精卵の生命力が弱くなってしまったり、着床を抑制してしまうなど、悪影響を及ぼす可能性もあります!!
温活は適度に行うことが大切だということですね。
温めすぎによって身体の不調を招くと、逆効果になってしまうこともあるので、過剰な温めには気をつけてくださいね。

温かい飲み物を飲む

あなたは日頃、どのような飲み物を飲んでいますか?

ではまず、身体を冷やしてしまう食材を紹介しておきます。
 ○バナナ、マンゴーなどの南国フルーツ
 ○トマト、きゅうり、ナス、レタスなどの夏野菜
 ○カフェインを含む飲み物

いかがでしょうか。
スムージーと言えば、これらを使っているものも多いはず・・・
でもこれらは妊活には不向きだったんです!!

では妊活向きの飲み物をご紹介します!!
【ルイボスティー】
冷えやむくみの解消、さらに卵子の質を上げ、排卵周期を安定させる働きがあります。
また、子宮内膜を丈夫にしてくれるため、受精卵の着床にも良い影響を与えてくれます!

【たんぽぽ茶】
たんぽぽ茶には、葉酸が含まれています。
ノンカフェインなだけでなく、
子宮内の血液循環を改善し、卵胞の発達を助ける働きがあります。

【たんぽぽコーヒー】
たんぽぽコーヒーは、毛細血管の血液の流れを良くしてくれる働きがあります。
また、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。
風味がコーヒーと似ているため、コーヒー好きの方は安心して飲めますよ!

【黒豆茶】
ノンカフェインで、しかも女性ホルモンの強い味方です。
大豆には「イソフラボン」が含まれていて、女性ホルモンの働きを助けます。
黒豆茶には、
便秘解消や血液をなめらかにする効果もあります。

【麦茶】
夏には欠かせない飲みものですよね!
でも、麦茶は体の熱を逃がす効果もあるので、飲み過ぎには注意です!
名前が似ている『はと麦茶』は、子宮収縮作用があるのでおすすめできません。

【ココア】
ココアにはリラックス効果があるため、妊活中の女性におすすめの飲み物です!
しかし、多少のカフェインと砂糖が多く含まれているため、飲み過ぎには気をつけてください!
太り過ぎると妊娠しにくい体になってしまいます。

【ハーブティー】
ノンカフェインのハーブティーを選べば、妊活中でも紅茶の香りを楽しんでいただくことは可能なんです!
リラックス効果もありますから、ストレス解消にも良いですよ!

【ローズヒップ】
ローズヒップだけのハーブティーも、妊活中の女性にはおすすめの飲み物です。
ローズヒップティーには、ビタミンCやビタミンEが入っていますので、美容と健康だけでなく風邪予防にも効果的なんです!

【ゆず茶】
ゆず茶にはビタミンCをはじめ、ビタミンB12である葉酸を多く含んでいます。
リラックス効果もあっておすすめです!

妊活中に気をつけたい~服装~

意識して「温熱」「保温」効果のあるものを着用することは、妊娠力アップに効果的です。
さらには、普段着る服にも気を配ることで、より妊娠力アップが目指せます。

女性はちょっとでも可愛く、綺麗でありたいもの。
ファッションにはいつも気にかけていますよね。
でも、妊活中はそれらを少し我慢する必要があるかもしれません。

まず、ミニスカートショートパンツ
ご想像通り、これらを履くと足を冷やしますよね。
ローライズ(股上が浅いもの)のスカートパンツも同じです。
お腹や腰を冷やしてしまいます。

「へそ出し」ファッションはもってのほか!!
一番温めたい部分が丸見えですもんね。

オフショルダー背中を大胆に出す服も、とてもオシャレで着たくなります。
でも、おすすめはできません。

以上からもお分かりのように、肌の露出が少ない服装が妊活向きです。

それと、下着は必ず着用してください!
冬場に着用する保温性の高い下着や、夏場の吸汗性・速乾性に優れている下着は、冷えから子宮を守ってくれます。

私は冬場はヒートテックに腹巻をしていました。
夏場はどうしても蒸れてしまっていつもつけてはいませんでしたが、冷房が効く部屋で過ごす場合には、薄手の腹巻をするようにしていました。

しかし、下着であれば何でも良いというわけではありません!
下着の中でも、身体のラインをスリムに見せてくれる矯正下着・シェイプアップ下着や、美脚サポートの締め付けの強いストッキング・タイツなど、身体を締め付けるものは厳禁です!
冷えの原因になる「血行」を悪くしてしまうからです。
これは妊活中以外でも、気を付けていただきたいです。

ストレッチ素材の衣服も注意が必要です。
「それほど締め付けがないし大丈夫!」と思っていても、身体には結構な圧力がかかっているものなのです。

同様の理由で、脚にピタッとくっつくようにして履くスキニーパンツやジーンズも冷えのもとになります。
ウエストをベルトなどでギュッと締めることも、できるならやめた方が良いです。

“スタイルを良く見せる服装”よりも“楽ちんな服装”の方が身体にとっては断然優しいのです。

妊活中に気をつけたい~靴~

次に足元に関してまとめます。

ヒールのある靴を履くことも、冷えに繋がります。
特に高いヒールの靴
ハイヒールを履いた状態というのは、ずっと「つま先立ち」をしているようなものです。
これだけでも血行が悪くなってしまいます。

ハイヒールに限らず、窮屈な靴を履くことも、同じく血行を悪くしてしまいます。

さらにハイヒールは、脚の関節を痛めたり、腰に負担をかけたりして、そのことが骨盤のゆがみにも繋がってしまいます。

私の知り合いに、いつも高いヒールを履いている方がいました。
結構な距離を歩いて出かける時もです・・・。
その方はよく腰を痛めたり、足の関節を痛めていました。
今思うと、ヒールのせいだったんでしょうね・・・。
若かったので、オシャレに妥協できなかったみたいです。

このように悪循環が重なり、ヒールの靴はまさに『冷え効果抜群!』な履物と言えるでしょう!!

ということで、靴はヒールのない靴か、かかとが3cm以内のローヒールが望ましいでしょう。

妊活中に気をつけたい~室温管理~

衣服に関すること意外では・・・

基本的なことではありますが、
夏場でも“冷房をかけ過ぎない”ということです。

冷房だけではなく、“冬場の暖房のかけ過ぎ”も良くありません。

え?
暖房だったら温かくなるし、良いんじゃないの?

その理由は、暖房をかけ過ぎたことで汗をかき、その汗が引く時に体温が奪われるためです。
さらに、室内と屋外を出入りする時などの、急激な温度変化が、自律神経のバランスを崩してしまう恐れがあるのです。
そうです。
自律神経も妊活と大きく関係しています。
詳しくは「妊娠力アップを目指すためのライフスタイル」をご覧ください!

現在では、『省エネ』や『地球環境保全』を意識することが当たり前になっています。
夏場の冷房は28度、冬場の暖房は18度くらいが良いと言われています。
これは地球だけではなく、あなたの身体にとっても優しい適温なのです!

妊活中のオシャレの心得ーまとめー

なんだかここまで書くと、「妊活するならオシャレはするな!」と言っているみたいですね・・・。

そんなことはありません!!!
今書いたようなことを注意していただいた上で、思いっきりオシャレしてください!!

でもこれは忘れないでくださいね。

今は、女子力アップよりも、妊娠力アップ!!

オシャレはいつでも、いくつになってもできます!
でも赤ちゃんを授かるのは、いつでも、いくつになってもというわけにはいきません!

今ではいろいろな服やアイテムが世に出回っています。
妊活中でも、オシャレを妥協したくないあなたにぴったりのアイテムもきっとあります!

身体を温めること、お腹、腰、お尻、足を温めることを忘れずに、楽しみながら「守りの冷え対策」をしてくださいね☆

今回のテーマは『守りの冷え対策』でした。
他にも『攻めの冷え対策』もあります!
これに関しても、詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!!

これで冷えの対策もバッチリですよ!

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