目次
妊娠体質とは
「妊娠体質」という言葉はあなたも耳にしたことはあると思います。
でも一言で「妊娠体質」といってもどのような状態の事を言うのでしょうか?
そして何よりも知りたいのが、
あなたの今の状態が、「妊娠しやすい体質」なのかどうかではないでしょうか?
それが分かると、今後の対策が見えてきますよね。
妊娠しやすい人、妊娠しづらい人の特徴
妊娠しやすい条件とは何なのでしょう。
それは主に、以下の8つがあげられます。
- 年齢が若い
- 健康である(妊娠に関わる機能が正常に働いている)
- パートナーと仲が良い
- タバコを吸わない
- アルコールをあまり飲まない
- 基礎体温をつけている
- 痩せ過ぎ、太り過ぎていない
- ストレスをためない
では逆に、妊娠しづらい条件は以下の8つです。
- 高齢
- 冷え性
- 月経が不安定
- パートナーとの仲が悪い
- タバコを吸う
- 毎日大量にアルコールを飲む
- 痩せ過ぎ、太り過ぎている
- 神経質な性格である
いかがですか?
「まぁ、そうだろうね!」ってことが多いですよね。
でも、これらをクリアするのはそう簡単なことではありません。
だからこそ、妊娠で悩んでいるかたが多くいらっしゃるのです。
この条件を意識して、クリアしていくことが、
妊娠への第一歩だと思います。
妊娠体質になるためにやるべき習慣(女性編)
ここで、さきほど書いた「妊娠しやすい人」になるために行うべき習慣をご紹介します。
まずは女性が行うべき習慣からです
7つあります。
①夜更かし、夜遅くの残業はできるだけやめる!
できるだけです!
フルタイムでお仕事をされている方は、なかなか難しいこともあるかもしれませんが・・・。
なぜ夜更かしが良くないかというと、
卵巣は「pm8:00には寝る」
と言われているほど、休息が大切な器官なのです。
とてもホルモンバランスの影響を受けやすい器官でもあります。
夜遅くに興奮状態になっていたり、副腎皮質ホルモンの分泌が高かったりすると、『交感神経』が優位になります。
という事はどうなるでしょうか?
『副交感神経』の働きが鈍くなってしまうのです。
『副交感神経』は、心身を休めるために大切なものです。
夜、就寝する時間までには、この『副交感神経』を優位にしておく必要があるのです。
以上のことからも、妊娠を考えている方は、できるだけ夜遅くの残業をやめたほうが良いということになるのです。
特に排卵日前後は、定時に帰る方が良いでしょう。
睡眠もとても大切です。
どんなに高価な美容液を使うことよりも、
良質な睡眠の方が、身体の疲労を取るには効果的です。
夫婦のライフスタイルを揃えることも良いことです。
精子の運動率低下、量の低下、奇形なども、
ストレスや睡眠不足と関係があると言われてるからです。
↓↓関連記事↓↓
妊娠するための“良い睡眠”とは?
妊活中に意識したいストレスフリーの生活
②身体を温める
女性の身体は、男性の身体よりも筋肉が少なく、
血管が細くて血圧が低いことから冷えやすい身体です。
妊娠しやすい体質になるのには、身体を温めることは欠かせません。
例えば…。
- 腹巻をする。(私は夏以外、ずっと身に付けていました!)
- レギンス、スパッツを履く。
- ❝首❞を温める。(ネックウォーマー、レッグウォーマー)
- スチームサウナ、岩盤浴、ホットヨガなど、湿度の高い所で身体を温める。
- ❝寒い❞と思ったら、下腹部、お尻の両側からカイロ等で温める。
冬だけでなく夏も、入浴の際には湯舟につかるようにしましょう。
夏は、冷房にさらされて、冷え切っていることもあるからです。
目安としては、
お尻を触って、手の平よりも冷たく感じたら子宮も冷え切っていると思ってください。
お風呂からあがったらストレッチをして、血行を良くするのもオススメです。
↓↓関連記事↓↓
身体の冷えは妊活の大敵!
③身体を締め付けない下着を着用する。
目安としてはジャストサイズの1サイズ上が良いです。
「仕事中は無理かも…」という方は、
休日はできるだけゆるめのファッションで過ごすと良いでしょう。
先ほど、
身体を温めるためにレギンスやスパッツを履く事を書きましたが、
締め付けのキツイものを長時間履き続けることも注意が必要です‼
下着で締め付けていると、子宮が開かなくなり、妊娠体質になる妨げになってしまいます。
また、身に付ける下着は、
コットン素材がオススメです!
ポリエステル素材、レース素材は、
静電気が起こりやすく、汗を吸わず、冷えやすい素材です。
排卵日など、オリモノが多い時には、下着をこまめに取り替え、清潔に保つことが大切です。
④喫煙、光化学スモックなどはやめる
これはあなたもお分かりですよね。
周囲からの副流煙も注意が必要です。
タバコを吸うと、身体に活性酸素が多く活性する原因となります。
活性酸素がたまってしまうと
卵子の質が落ちて、妊娠しにくくなると言われています。
タバコの煙によって、血管が収縮して、身体の冷えにも繋がってしまいます。
『百害あって一利なし』…まさにその通りです。
⑤ストレスを減らす
「ストレス」は、いろいろな場面でさらされるものです。
- ダイエット
体脂肪率が15%以下だと、月経異常が起こってしまいます。
理想の体脂肪率は21%以上です。 - PC依存
放射線、化学物質、電磁波などの影響は、受精卵が1番影響を受けやすいです。
私は、日頃からパソコンを使うことが多いため、
電磁波防止のエプロンを着てから、
パソコン作業を行うようにしています! - 激しすぎる運動
翌日まで疲労が続くような運動は、逆にストレスになります。 - 過食、拒食
食欲中枢は、脳下垂体と密接な関係にあります。
体重の増減が激しいと要注意です! - 通勤ラッシュ
満員電車、満員バスなど、ストレスがおおいですよね。
可能であれば、自転車に変えたり、自然を感じたりしながら通勤できるような方法に変えた方が良いでしょう。
↓↓関連記事↓↓
妊活中に意識したいストレスフリーの生活
⑥適度な運動をする
先ほど書いたように「過度な激しい運動」は良くありません。
血行不良やストレス解消のためにも、適度な運動が大切です。
日頃から運動する習慣がない方は、
まずウォーキングやサイクリングなどの手軽な運動から始めると良いと思います。
身も心もリフレッシュしますよ!
特にウォーキングはオススメです。
↓↓関連記事↓↓
妊娠力アップを目指す正しい運動
⑦バランスのとれた食事を心がける
ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、葉酸
これらは妊娠に欠かせない栄養素です。
意識的に摂取したいものです。
また、野菜を食べる時には、
サラダよりも温野菜にして食べると身体が温まり、
冷えの改善になります。
過度なダイエットや食べ過ぎには注意してください。
女性ホルモンのバランスを崩してしまいます。
生殖機能に障害をもたらす可能性もあるのです。
↓↓関連記事↓↓
妊活に大切な妊娠力を上げる食べ物とは?
妊娠体質になるためにやるべき習慣(男性編)
次に男性の「妊娠しやすい人」になるための大切な習慣をご紹介します。
5つあります。
女性が行う習慣と同じ部分も多いです。
夫婦で一緒に意識して習慣化させると良いでしょう。
①タバコ、飲酒は控える
男性の精子は、35歳を過ぎると劣化が始まっていきます。
その上、喫煙や飲酒は、男性ホルモンの働きを下げてしまう作用があるのです。
毎晩飲酒している35歳以上の男性と、20代の男性を比べると、
妊娠にかかる期間が2倍ほどかかってしまうと言われています。
2倍は大きいですよね…
休肝日を作ったり、量をほどほどにしたりする方が良いでしょう。
②締め付けのある下着はやめ、長風呂も控える
下着は温度調整のできるトランクスがオススメです。
ブリーフやボクサーパンツでは、
体温がこもってしまい、精巣の温度が上昇してしまいます。
長風呂も同じです。
温度が上昇してしまうと、精子を活性化させる妨げになってしまうのです。
英マンチェスター大学と、英シェフィールド大学の調査によると、
ボクサーパンツなどのタイトな下着を身に着けていた男性の精子の数は、そうではない男性よりも数は、そうではない男性よりも数が少ないという結果が出たようです。
③性病、おたふく風邪に気を付ける
性病には注意が必要です。
淋菌、クラジミア感染症尿道炎を起こしてしまいます。
放っておくと、
精巣上体炎まで進行してしまうこともあります。
そうなると、治ったとしても、
精子の通る道が塞がってしまい、無精子症になってしまうことがあるのです。
また、男性がおたふく風邪にかかってしまうと、睾丸炎、精巣炎になってしまう場合があります。
これらの症状が出てしまうと、
精子の数や運動率が低下してしまう可能性があります。
④栄養バランス、妊娠に良い栄養素を積極的にとる
カロリーや栄養のバランスを考えながら食事をとりましょう。
中でも、キノコ類は、「ポリアミン」という栄養素があり、新陳代謝を活性化させ、老化を防止する役割をもっています。
精子の運動率を上げるためにも積極的にとりたい栄養素です。
また、クルミもオススメです。
クルミ1日75gを摂取していた人は、精子の質が良くなったと、米国カリフォルニア大学が発表しました。
精子細胞は、過酸化によって損傷してしまいますが、
クルミを食べることによって、損傷を減少させることができるのです。
他にもオススメの栄養素はまだまだありますが。
紹介するのはまた別の機会に…
⑤精子を2~3日で出しておく
なぜ2~3日なのかご存知ですか?
それは、精子の寿命と関係があります。
精子は3日で寿命がきます。
常に新鮮な精子を、質の良い状態で保っておくためにも大切なことです。
あなたは妊娠体質?知ることが大切!
「なかなか赤ちゃんができないし…そろそろ病院に行った方がいいのかな。」
「病院に行くのはちょっと怖いし、お金もかかるしなぁ。検査は痛いのもあるって言うし、どうしよう…。」
「病院に行っても、原因が分からないことも多いみたいだし、様子をみようかな。」
と、このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
もし今、病院に行こうか迷っている方で、赤ちゃんを授かれずに1年以上経つ方は、早めに病院に行くと良いと思います。
特に30代半ば以降の方は、早ければ早いほど良いと思います。
その理由は、
年齢が上がれば上がるほど、卵子は老化していき、
自然妊娠はもとより、人工授精や体外受精を行っても、
妊娠する確率がグッと下がってしまうからです。
その傾向が顕著なのは、35歳以上です。
この年齢を過ぎると、体外受精や顕微受精など、高度生殖医療において、成功する確率はわずか30%ほどに下がってしまうのです。
確かに、病院で検査をしてもらっても、「原因不明」と診断されることが非常に多いのは事実です。
しかしそんな中でも、病院で検査をする事によって、
排卵障害や卵管のつまりなどのトラブル、卵巣や子宮の病気など、自覚症状のないものを発見することができます。
このようなトラブルや病気は、
しっかり検査をし、適切な治療をすれば、他に問題がない限り、高い確率で妊娠が期待できるようになります。
また、赤ちゃんが授かりにくくなっている裏には、
深刻な病気が潜んでいることもあるのです。
『病院の検査によって、子宮筋腫や悪性ポリープ(ガン)など、命に関わるような病気があることが判明した。そして、早期治療ができたことで、大事に至らなくて済んだ。』
というケースもあるのです。
妊娠するために、まず親になるあなたが健康でなければなりませんよね。
↓↓関連記事↓↓
不妊治療ってどのような治療をするの?
しかし…
私の個人的な意見を言うと、正直病院に行くことを全力でオススメすることはしたくはないのです。
というのも、
病院で検査をすること自体が、ストレスに感じてしまう可能性もあるからです。
私がそうでした。
産婦人科には不妊のことで通院している方だけではありません。
妊婦さんもたくさんいらっしゃいます。
そんな方たちを見ているだけで
「どうして私には赤ちゃんができないの…」
「あんなに若いのにもう妊娠できたんだ…」
マイナス思考になってしまいます。
検査で原因不明と診断されたら、尚更モヤモヤしてしまうでしょう。
私が流産した時には。
待合の横の席で、嬉しそうに助産師さんと母子手帳について話しているのを聞いているだけで、涙が出そうでした。
流産だと診断を受けてすぐのことだったので、とても辛かったのを覚えています。
でも、不妊専門の病院であれば話は別です!
不妊専門であれば、通院してきている方たちは、同じような悩みを抱えた方ばかり。
あなた自身の励み、希望になるかもしれません!
あなたにストレスのかからない形で、ぜひ病院で検査してもらってください!
妊娠体質になるためにーまとめー
いかがでしたか?
「妊娠体質」になるための習慣はお分かりいただけましたか?
パートナーとお互いに意識をしながら、それぞれが妊娠体質になるための習慣を身につけてください。
また、病院で検査をすれば、必ず原因が分かるというわけではないかもしれませんが、あなた自身の身体が今、どのような状態なのかということを知ることができます。
パートナーとしっかり話し合い、「妊娠体質」になれるよう、病院での検査を検討してみてくださいね!
↓↓関連記事↓↓
妊活中ってお酒を断りづらい!!!