妊活中に意識したいストレスフリーの生活

あなたは日頃、ストレスを感じることはありますか?

ストレスは身体に悪い!と分かっていても、ストレスを無くすのはなかなか難しい・・・。

あなたもそう思っていませんか?

逆に

ストレスって言われてもなぁ・・・。
私にはストレスらしいストレスがないんだよね・・・。

という、とてもうらやましい方もいらっしゃいます。

でも、このようにストレスを感じていない方でも、気が付いていないだけで、日々生活していれば、何かしらからのストレスは受けているはずです。

今回はこの『ストレス』がテーマです!

様々な病気の原因は「ストレス」だった!

『ストレス』と言うと・・・

人間関係のトラブル
生活の中でのアクシデント
悲しい・辛い出来事
苦痛な出来事
自分にとってネガティブな事、モノ

これらを考えがちです。

しかし、実際にはこのようなものを“ストレッサー”と呼びます。
そして、この“ストレッサー”によって起こる、身体が緊張した状態を『ストレス状態』と呼ぶのです。

この“ストレッサー”になるものには、先に書いたネガティブなことだけではなく、ポジティブなことも含まれます。
例えば・・・

結婚
新居への引越し
仕事での成功、出世
楽しみにしていた旅行、イベント など・・・

つまり、良いことにしろ悪いことにしろ、外からの刺激や生活の変化、人生の節目のライフイベント、非日常的なことが“ストレッサー”になるということなのです。

そして、知らず知らずのうちに身体に力が入ってしまい、緊張状態が起きてしまう・・・。
「緊張状態になっている=ストレス状態になっている」ということです。

ストレスの本当に怖いところは、あなたが気が付かないうちに、身体に力が入ってしまい、力が入っていることで疲労がたまり、その疲労が身体の痛みやトラブルに変わり、やがて病気へと変わってしまうことです。

どんなことが“ストレッサー”になっているにせよ、気が付かないうちに身体のどこか、あるいは全身に力が入った「緊張状態」が続くことは、子宮にとっても決して良いことではありません。
このような「緊張状態」が続くと、身体の全身や一部分に疲労がたまって、血液をドロドロにしてしまいます。
それによって、身体の不調を招き、子宮を冷やしてしまいます。
ましてや、ネガティブなこと、怒りや悲しみが“ストレッサー”になっていると、眠れなくなったり、食欲がなくなったりと、更に血行が悪くなり、体調不良が悪化してしまいます。
まさに悪循環ですね・・・。

女性は男性よりもストレスに弱い!?

女性は、男性よりもストレスに弱くて“ストレッサー”の影響を受けやすいそうです!
それはなぜか・・・。
こんな理由があります。

太古の昔、数千万年前の時代には、男性は外で「狩り」、女性は「家を守る」これがそれぞれの仕事でした。
「狩り」は、いつ猛獣に襲われるか分からない、危険な仕事です。
このことから、もともと女性よりも男性の方が、体力や危機的な状況への対応力が高く、ストレスにも強いと言われているのです。

『草食系男子』とか、『肉食系女子』『女は強し』と言われている現代であっても変わりません。
女性はストレスには弱いのです。

日々生活する中に“ストレッサー”はあちこちにあります。
これらを全て取り除くことは難しいことです。

しかし“ストレッサー”の攻撃を受けても負けない身体を作っておくことができれば、「ストレスに強くなる」事はできます!
ストレスを強く意識している方はもちろん、あまりストレスを意識していない方も、ストレスに負けない強い身体を作り、「緊張状態」から身体を解放してあげることを、日々心がけることが大切なのです。

ではどうしたら、ストレスに強い身体を作ることができるのか・・・。
そこが一番知りたいですよね。

その方法は、大きくわけて2つあります。

①脳内で「セロトニン」という物質を活発に分泌させる
②無意識に力が入っていることを認識し、身体の力を抜き、身体をリラックスさせる

この2つです。

ストレスに強い身体を作る方法

ではここで、先ほど挙げた「ストレスに強い身体を作る方法」の2つについて、詳しくまとめていきます。

①規則運動(セロトニンの分泌)

早速、「セロトニン」についてお伝えしていきます。

先ほど、「女性は男性よりもストレスに弱い」とお伝えしました。
男性は、この「セロトニン」を生成する能力が、女性よりも50%も高いことが関係しています。

「セロトニン」の元となるものは『トリプトファン』というものです。
この『トリプトファン』が減少すると、「セロトニン」も減少します。
その減少の度合いが、女性は男性よりも4倍近くも高いと言われています。

ストレスに強くなるためには、「セロトニン」を大量に作ることが大切なのです。

ではどのようにしたら、「セロトニン」を増やすことができるのでしょうか?

その答えは“規則運動をすること”です!

“規則運動”とは、その名の通り「規則的に同じ事を繰り返す運動」のことを言います。
つまり、「いち!にぃ!いち!にぃ!」とカウントしながらできる、シンプルな運動のことです。
例えば・・・

〇ウォーキング
〇縄跳び
〇反復横とび
〇ジョギング
〇腹式呼吸
〇ガムを噛む などなど・・・・・

まだまだあります!

このような規則運動を、1日1時間程度、最低でも20分程度でも良いので、1ヶ月以上続けてみてください!
「セロトニン」が生成されやすくなりますよ!

ちょっと待って!
「ガムを噛む」っていうのも運動になるの?

あなたもこう思ったのではないでしょうか?

ガムを噛む時には規則的にアゴを動かしています。
あまり意識していないと思いますが、アゴの筋肉を規則的に動かしていて、立派な“規則運動”と言えるのです。
できれば、ただ噛むのではなく「これは規則運動だ!」と意識して、集中して噛むと更に効果が上がります!

“規則運動”をすると、全身の力が抜け、気分も落ち着いてくるはずです。

「ガムを噛む」は、通勤中や仕事の休憩中など、「お手軽・簡単」な“規則運動”でオススメです!

「腹式呼吸」も同様です。
お腹まで空気を入れる「腹式呼吸」を行うと、副交感神経にスイッチが入り、心身をリラックスさせ、ホルモン分泌に重要な脳の機能を安定させてくれます。
ストレスに強くなり、ホルモンバランスを整えられる・・・。
一石二鳥ですよね!

私はコーラスをやっているの!
腹式呼吸ならいつもやっているよ。
それだったら大丈夫だよね!

違います!!
ここでの「腹式呼吸」と、声楽で行う「腹式呼吸」には違いがあります。

では、実践してほしい「腹式呼吸」の方法をお伝えします。
読みながらやってみてくださいね。

腹式呼吸法

①頭の中で15秒数えながら、息を口から吐き切る。
②吐き切ったら、更にお腹に力を入れて空気を搾り出す。
③全ての空気を吐き切ったら、鼻から自然に空気を吸い込む。
①~③を10回程度繰り返す。

いかがですか?
「腹式呼吸」と聞いて、簡単そうに思いますが、慣れるまでは変なところに力が入ったり、多少のぎこちなさが感じられたりするかもしれません。

「腹式呼吸」のポイントは

吐き出す時は、吸い込む時の2倍くらいの時間をかけること!
お腹をへこませながら、ゆっくりと細く長く吐き出すこと!

あれ?
呼吸って先に息を吸うんじゃないの?

正しい呼吸法では『吐く』のが先なのです。
肺に残っている空気を出し切らないと、新鮮な空気を取り込むことができないからです。

「呼吸」という単語を見ても分かると思います。

「呼」=吐く 「吸」=吸う

吐く方が先ですよね。

ストレスになるような余計なことは考えず、呼吸に集中しましょう。
頭で数を数えると、呼吸に集中できますよ!

息を吐き切った後は、お腹にしっかりと力を入れてください。
腹筋で、お腹に残った空気を搾り出すイメージです。
そうして息を吐き切った後には、自然に新鮮な空気が押し寄せるように入ってきます。

もしあなたが、日常的に呼吸が浅い、息苦しいと感じているようでしたら、肺の中に古い空気が残ってしまっている可能性があります。
この「腹式呼吸」を行って、古い空気をしっかりと出し切って、新鮮な空気を肺に入れるようにしてください。

「腹式呼吸」を行っているうちに、心身がゆるゆるとリラックスしてきます。
寝る前の「リラックスタイム」にもオススメですよ!

②意識して「脱力」する

ストレス=体のどこかに力が入っている状態
ということは、その身体に入っている力を抜く方法を覚えれば良い!という簡単な理屈です。

ただし、「身体のどこに力が入っているのか」を見つけることは、意外にも難しいものです。
まずはその「力が入っている部分」を見つける、気が付く方法からお伝えします。

身体に力が入っていることに気が付く方法

①力を抜いて、椅子に座る。
②①の状態でまっすぐ前を向いて、首をゆっくりとゆらゆら揺らす。
※揺らしすぎず、ほどほどにゆっくりと。
③再び、まっすぐ前を向き、耳の下あたりに意識を向ける。
※耳の下に力が入っているのが分かりますか?
④③の状態から、首の力をカクッと抜いて、頭を前に倒す。
※電車で居眠りをしてしまった時のようなイメージです。
⑤④の首の力が抜けた状態で、再びゆっくりと前を向く。
※もう一度、耳の下あたりに力が入っていないか、意識を向けてください。
⑥⑤で力を入れたことに気が付いたら、その力をまた、カクッと抜く。

これを繰り返します。

人によっては、耳の下あたりに力が入っていることが分からない場合もあります。
分からなければそれでも大丈夫です。
ほとんどの人が、まっすぐ前を向くと耳の下あたりに力が入ります。

実はこれこそが、無意識に力が入った状態=ストレス状態なのです!!

逆に言えば、この首の辺りの力を自在にコントロールできれば、全身の力を抜くことができるようになるということになります。

力の抜き方は
電車やバスで寝落ちしてしまった状態をイメージすると良いと思います。

この「腹式呼吸」と「脱力法」を、仕事中や疲れた時など、日常的に行うようにしてみてください。
きっと、全身の疲れ方が変わってきますよ!!

ストレスに負けないためにーまとめー

人間は、ストレスでイライラしたり不安になったりすると、身体のどこかしらに力が入ります。
そのどこか1箇所でも力が入ってしまえば、全身にその力が伝わります。

そんな状態の時には、首の力を抜いてください。
全身の力も抜きやすく、それだけでストレスも解消されやすくなります。

先ほどお伝えした2つの「ストレスに強くなる方法」で、あまりストレスを感じなくなるはずです!

そのためにも、ぜひ1日1回ずつでも良いので、やってみてください!!

★規則運動
★脱力すること

この2つです!!

身体、心の緊張をほぐし、全身隅々まで血流を行き渡らせて、妊娠体質に変えていきましょう!!

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