今回の大きなテーマは『マタニティライフ』です。
気になる妊娠中のママ、赤ちゃんの様子、気をつけたいことなどを、妊娠の経過ごとにまとめます。
ここでは「妊娠1・2ヶ月」についてまとめます!
妊娠初期『1・2ヶ月』
この時期は、まだママの自覚症状も少なく、妊娠に気が付いていない場合が多いです。
妊娠1ヶ月(0~4週)は、「妊娠超初期」と言います。
妊娠2ヶ月~4ヶ月(4週~15週)を「妊娠初期」と言います。
外見の変化はまだなく、あなた自身がちょっとした変化を感じることがあるくらいで、他人からは妊娠していることは分かりません。
ママの様子
先ほどもお伝えしましたが、あなた自身、自覚症状はあまりないかもしれません。
でも、身体には以下のような症状がみられることがあります。
全体的に見ると、「風邪」のような症状も多くあります。
風邪と間違う人も少なくないようです。
私も、高温期が続いたことから身体がだるく感じられ、眠気もあったことから、風邪だと勘違いしたことがありました。
多くの方が、月経が予定よりも遅れたことで、妊娠に気が付くことが多いです。
月経が1週間以上遅れ、「ん?妊娠したかも?」と気が付くのがこの時期です。
お腹の大きさは変わりませんが、子宮は一回り大きくなっています。
大きさは、アヒルの卵くらいです。
そのため、トイレが近くなる場合があるのです。
体重の増加もまだ変化はないと思います。
そして、次の月経の予定日あたりで、少量の出血がある場合もあります。
これは『月経様出血(げっけいようしゅっけつ)』で、「着床出血」とも言われています。
正常な妊娠の過程で起こる生理的な出血です。
心配はいりません。
しかし、出血は「流産」や「異常妊娠」などのトラブルの兆候でもあります!
自己判断で済ませてしまうことは禁物です!!
妊娠検査薬で「陽性」反応が出て、妊娠していることが分かったとしても、「異常妊娠」の疑いの有無までは判定できません。
そのため、できるだけ早く病産院で正常妊娠かを検査してもらう必要があるのです。
身体だけではありません。
心にも変化があらわれます。
イライラしたり、気分が変動したりします。
涙もろくなる人もいるようです。
喜びと幸福感は、妊娠を望んでいた方なら感じると思います。
でもやっぱり、初めてならもちろん、経産婦でも不安や心配事は付きものです。
嬉しい気持ちと不安とで、複雑な気分になることもあるかもしれません。
赤ちゃんの様子
この頃は、まだまだ人間の形にはなっていません。
でも、しっかり「人」になるための発達を続けています!
この頃の赤ちゃんの大きさは、約2.5cm~4cmほどです。
重さは、約4g~16gです。
さくらんぼ1個と同じくらいの重さです。
この時期に、「人」として必要な臓器や、身体が作られていきます。
子宮内膜に着床した受精卵は、細胞分裂を繰り返し、魚のような形をした「胎芽」になります。
そして、身体の中では「中枢神経」「心臓」「四肢」「目」「鼻」など、人として大切な器官が、急速に作られていきます。
この時期を『器官形成期』と呼びます。
妊娠5~6週になると、超音波検査で「胎嚢」を確認することができます。
「胎嚢」が確認できれば、「異所性妊娠」の心配はなくなります!
そして、妊娠6~7週頃に、赤ちゃんの心配が確認できれば、「流産」の可能性はかなり低くなります。
初めての妊婦検診はどんなことをするの?
初めての病産院での検診・・・。
緊張しますね。
病院によっても様々ですが、おそらく最初の検査が一番時間がかかり、検査の内容も多岐にわたることが多いです。
初診時にしか行わない検査もあります。
これまでのあなたの病歴を聞くこともあります。
これからのマタニティーライフの中で、知っておかなければならないこともあるかもしれないからです。
あなたからの質問も受け付けてくれるはずです!
初めてのことも多いし、注意しなければならないことも多いのがマタニティライフです。
どのような食事をしたら良いか、どのような運動ならやっても良いか、家事は今まで通りやっていて大丈夫かなど・・・。
妊娠に関して、あらゆることを教えてくれるはずです!
心配なことがあれば、あらかじめメモしておいて、受診時に聞くようにすると良いですよ。
病産院によっても違いはありますが、一般的には以下のような検査を行います。
・妊娠の症状はあるか
・最終月経開始日はいつか
※これを元に、出産予定日を算出します!
・子宮と子宮頸部の状態はどうか
※妊娠の徴候やおおよその妊娠週数を確認します。
・尿検査と超音波検査を行い、妊娠しているかどうかを確認する
「心臓」「肺」「胸部」「腹部」を診察し、全身の健康状態をみます。
血圧・身長体重(妊娠前と初診時)を測定し、手足に静脈瘤やむくみがないかを診察します。
今後の検診では、この初診の状態を基準として比較していきます。
また、「外陰部」「膣」「子宮頸部」の診察もします。
※子宮頸ガンの検査と同じような検査を行います。
赤ちゃんが産まれてくる時に大切な、骨盤の大きさや形を調べることもあります。
あなたの健康を管理するために、医師はできるだけあなたのことを知る必要があります。
受診前に、以下のことを確認しておくと良いでしょう。
・これまでの病歴
(慢性疾患・これまでにかかった病気・手術暦・薬物などのアレルギー)
・服用している、服用していたサプリメント
(ビタミン・ミネラル・ハーブなど)
・服用している、服用していた薬
(市販薬・処方薬)
・家族の病歴
(遺伝病・慢性疾患・異常妊娠)
・月経に関する情報
(初潮年齢・月経周期・月経日数・規則的か不規則か)
・過去の出産、流産、中絶歴、これまでの妊娠の経過など
また、職業や生活習慣、その他妊娠の影響すること(パートナーについて)も質問されると思います。
先ほどもお伝えしましたが、病産院によって検査内容や方法は異なります。
でも、上記のことを確認しておくことは、無駄ではないはずです!
「大体で良いですよ。」
とお医者さんはおっしゃってくださいましたが、ちゃんと把握して記録しておくべきでした。
反省・・・。
妊娠中に行われる検査は、必ず行われている検査もあれば、一部地域でしか行われていない検査や必要な場合のみ行う検査もあります。
妊娠中に良く行われる検査は以下の通りです。
・血液検査(血液型・Rh型・貧血の有無)
・尿検査(尿中の糖分・たんぱく・白血球・細菌や潜血)
・血液スクリーニング検査(風疹などの病気に関する抗体価や免疫の有無)
・梅毒、淋病、B型肝炎、C型肝炎、クラミジア、HIVなどの感染症の検査
(特にHIV検査は大抵の場合実施されます。)
・子宮頸ガン検査
私は、今までに妊婦検診で2箇所の産婦人科に通院しましたが、1箇所では毎回受付を済ませた後に、尿検査と一緒に「血圧検査」もしていましたよ!
袖をまくらないといけないので、検査しやすい服装を意識していました!
この時期は、特に問題がない場合には、4週に1回のペースで検診が行われます。
それまでに心配なことがあったり、出血したりしたら、すぐにかかりつけの病院に連絡をして、受診するようにしましょう!
妊娠1・2ヶ月頃のQ&A
妊娠したことを、いつ友達や家族に伝えるべき?
これは人それぞれで、コレ!と言ったはっきりした答えはありません。
すぐにでもいろいろな人に伝えたいと思う人もいれば、とりあえず妊娠していることが見た目にも分かるまでは報告をしないという人もいます。
安定期に入ってから報告する人は多いようです。
私は、始めて妊娠した時は、すぐに友人数人と家族に知らせていました。
でも、妊娠初期の段階で流産してしまい、報告した友人や家族に、流産したことも報告しなければならなくなりました。
現実を受け入れることも辛かった上に、自分の口から報告をしなければならなかったので、とても辛かったです。
それに、その報告を受けた友人にも、気を使わせてしまいました。
私個人としては、やはり安定期に入ってからの報告が良いと思います。
でも、あなたがいつ報告したいかは、パートナーと一緒に話し合って決めると良いでしょう!
職場の上司にはいつ報告したら良い?
これも職場によってこ答えは様々です。
産休や育児休業に関する規則や手当てなどは、企業によって違いますし、その程度も企業それぞれです。
本来であれば、妊娠はおめでたいこと。
早めにサッと報告して、周りの方にも妊婦であることを知っておいてもらうことが理想ですが・・・。
残念ながら、職場によってはそうもいかないこともあります。
あなたが気持ち良く妊婦として職場で過ごせるように、いくつかのアドバイスを書かせていただきます。
以下のことを考慮して、上司に報告する時期や方法を決めましょう。
あなたの体調、体の変化
つわりがひどい、眠くなってしまうことが多くて仕事に集中できない、身体がだるくて朝起きられない・・・。
これらのような症状があると、妊娠を隠し切ることが難しくなります。
こうした場合には、ヘタに黙っているよりは、自分から打ち明けておいた方が賢明だと思います。
あまりつわりもひどくなく、仕事に支障がない場合には、服装でごまかせる程度までであれば、黙っていても大丈夫かもしれません。
また、仕事の内容によっては、胎児に有毒な物質を使っていたり、重いものを運ぶことが多かったり、身体を動かすことが多かったりすることもあると思います。
そのような場合には、早めに報告しておく必要があります。
可能であれば、異動させてもらうか、仕事内容を変えてもらうと良いですね。
妊娠はおめでたいことです。
でも、社会人として任された仕事は、中途半端にしてしまうことは良くありませんよね。
あなた自身の身体を労わりつつ、仕事はきっちりこなせるようにしたいですね。
そのためには、周りの同僚、上司に現状を理解してもらい、協力して仕事ができる環境を作っておく必要があります。
あなたの職場に合った報告の仕方やタイミングで、可能ならできるだけ早めに報告しましょう。
身体がだるすぎて、仕事を続けていけるか不安・・・。
身体がだるくなるのは、妊娠していれば当たり前のことです。
妊婦さんは、例えじっとしていたとしても、山登りをしているような激しい運動をしているのと同じくらいの負担があるのです。
妊娠によって身体は様々な変化をします。
心も不安定になり、徐々に身体の変化に順応していきます。
胎盤が完成する4~5ヶ月頃には、少しずつ元気が出てくると思います。
それまでは、勤務時間を調整してもらったり、休日をもらうようにすると良いでしょう。
体調が安定している場合には、仕事を離れる必要はないと思います。
むしろ、何かに熱中していたり、忙しかったりする方が、気がまぎれて不安が少なくなるかもしれません。
仕事をする上で心配なことがある場合には、かかりつけの医師に相談して、続けるようにしましょう。
どうしても身体がだるくなってしまう時には、身体を休ませましょう!
お腹の赤ちゃんからの「ママ、休んでね。」というメッセージだと思ってください☆
口の中が唾液でいっぱい!飲み込むと気持ち悪くなる。どういうこと?
この症状は、妊娠中にはよくみられる症状です。
特に害はありません。
通常は、数ヶ月を過ぎれば自然と収まってきます。
この症状は、つわりがある方に多くみられます。
確実な治療法はありません。
でも、以下の対処法があります。
・ミント味などのさっぱりした味の歯磨き粉で、何度も葉を磨く。
・マウスウォッシュで口をすすぐ。
・シュガーレスのガムを噛む
これらを行うと、多少はましになるかもしれません。
30分おきくらいにトイレに行きたくなる。大丈夫?
妊娠中にトイレが近くなる理由は、以下の2つが考えられます。
・胎内の水分が増え、腎臓の機能が高まり、老廃物をより早く体外に排出できるようになるから。
・骨盤の中で子宮が大きくなり、膀胱を圧迫するから。
ほとんどの方が、妊娠中にはトイレが近くなります。
でも、内臓の位置は人によって違いがあるので、個人差はあります。
対処法はあります!
・排尿時に前にかがむと、膀胱を完全に殻にすることができ、トイレに行く回数が減る。
・寝る前に数時間前は、水分を控える。
※ただし、寝る前以外の時間は、たっぷり水分をとること!
逆に、トイレの回数が変わらないという方は、水分が十分にとれているか、確認しましょう。
目安は、1日にコップ8杯くらいです。
普段からトイレに行く回数が多い場合には、変わらないこともあります。
水分が足りない状態だと、「尿路感染症」になってしまうおそれがあります。
胸が大きくなった上に、ブツブツができたし黒ずんでる気がする。
おっぱいが張ることは、妊娠中には良くあることです。
身体が、産まれてくる赤ちゃんのために準備を始めているのです。
おっぱいが大きくなるだけでなく、乳輪が黒ずんできたり、ブツブツができたりする人もいます。
乳輪の黒ずみは、産後に薄くなりますが、完全に消えることはありません。
今では、クリーム等のケアグッズがあるので、それらを利用してケアしていくと良いでしょう。
小さなブツブツは、「汗腺」です。
乳腺組織が発達してきていることが原因です。
妊娠中は目立つかもしれませんが、産後には戻ります。
私は、胸が張って辛い時には、授乳用にも使えるスポーツブラタイプのものをつけていました。
授乳用のブラだと、結構締め付けもゆるくて、寝る時にも重宝しました!
下腹部の圧迫感がある。流産や子宮外妊娠かも?
妊娠中は、何かと心配事が多くて、あなた自身があなたの身体に対してとても敏感になっています。
そのためにちょっとしたことでも、「大きな病気かも!」と考えてしまうことがあるのです。
心配はいりません!
痛みや出血等が伴っていない場合には、下腹部に圧迫感があっても「流産」や「子宮外妊娠」の心配はありません。
この圧迫感は、妊娠初期には良くあることです。
それでも心配だったり、圧迫感が続いていたりしたら、かかりつけ医師に相談してみると良いですよ。
とにかく流産しないか心配。
妊娠初期での流産の原因は、まだハッキリとは分かっていないことも多いです。
でも、次の要因での流産は考えにくいとされています。
子宮内避妊器具(IUD)によるトラブル。
IUDによって子宮内膜が傷つき、それが原因で感染症にかかることがあります。
すると、受精卵が着床しにくくなります。
しかし、着床してしまえば、ほとんどの場合流産を引き起こすことはありません。
IUDが体内でずれた経験があっても、それが妊娠に影響することはありません。
過去の中絶。
IUDと同様です。
一時的な心の乱れ。
職場や家庭等で、短期的なストレスでイライラする程度では、ほとんど流産には繋がりません。
転倒などの軽いケガ。
ただし、大きなケガは流産に繋がることがあります!
身の安全はしっかりと守りましょう。
家事など、普段から行っている活動。
子どもを抱く、あまり重くない荷物を持つ、軽い家具を動かす、適度で安全な運動などです。
SEX。
ただし、流産経験者や流産リスクが高い人は別です。
あまり心配しすぎてしまうと、精神的にもお腹の赤ちゃんにもよくありません。
流産のことはあまり気にしすぎず、無理をしないでゆったりと落ち着いた気持ちで過ごしてください!
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赤ちゃんが知らないうちに死んでしまっていないか心配。
この時期は、お腹も目立たないし胎動もないので、赤ちゃんが本当に元気なのか、ママには分かりません。
でも、流産せずに子宮内で胎児が死亡するというのは、極めてまれなことです。
もしそのようなことがあれば、妊娠の徴候が全て消え、茶色いおりものが出ます。
診察したら、子宮が小さくなっていることも分かるはずです。
妊娠の症状が急に全てなくなったり、茶色いおりものがあった場合には、かかりつけ医師に連絡し、診察してもらってください。
時々腹痛がある。子宮外妊娠なの?
「子宮外妊娠」は、本人が妊娠に気が付く前に診断されるものです。
そのため、妊娠を確認してあって、子宮外妊娠の徴候もないようでしたら、おそらく心配はないでしょう。
腹痛は、先ほども言ったように、身体の変化に敏感になっていることや、ホルモン分泌や子宮の変化などが原因であることが多いです。
妊娠した喜びよりも憂うつになる。これってマタニティブルー?
良く聞く「マタニティブルー」は、正式には『マタニティブルース』と言います。
この憂うつな気分は、うつ状態になっているのではなく、妊娠中に良くみられる気分のむらではないでしょうか。
妊婦さんのおよそ7割の人が、この気分のむらを経験しています。
生理前後の気分のむらがある女性に、良くみられるそうです。
治療法はありませんが、砂糖、チョコレート、カフェインなどを控え、バランスの良い食事、適度な運動と急速を心がけましょう。
また、感情を表に出すようにすると、気分の落ち込みを軽減できるかもしれません。
2人目を妊娠中。上の子は抱っこしても大丈夫?
子どもとのスキンシップはとても大切です。
抱っこできる時にはできるだけ抱っこしてあげたいと思いますよね。
でも、妊娠中ってなかなかそうもいかないことも多いです。
重たい荷物を持つことはできるだけ避けたいです。
疲れを感じるほどに無理はしてはいけません。
抱っこの回数を減らし、座った状態でたーくさん抱きしめてあげてください!
妊娠1・2ヶ月ーまとめー
いかがでしたか?
今回はあくまで、ザックリとお伝えしました。
詳しいことは、別のページにてまとめます。
ぜひ参考にしてくださいね!
あなたのマタニティライフは、まだまだ始まったばかりです。
不安なことや心配なこともたくさんあると思います。
でも、マタニティライフは、1回妊娠するごとにたったの10ヶ月だけです。
貴重なマタニティライフを楽しみましょう!
心配なことや分からないことは、医師に相談する!
妊娠・出産を経験している友人がいれば、話を聞いてみるのも良いかもしれません。
あまり考え込みすぎず、リラックスして過ごしましょうね☆
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